「カタカムナって怪しいし、嘘なんじゃない?」
「カタカムナって、信憑性のないトンデモ宗教?」
といった声を聞くことがあります。
確かに、カタカムナについての文献は少なく、多くは解明されているわけでもありません。
また、カタカムナについてのさまざまな動画を見て、スピリチュアル的な要素が強い印象が残ってしまい、よりいっそう「嘘なんじゃない?」と感じた人もいるでしょう。
この記事では、さまざまな角度からカタカムナを紹介していますので、カタカムナが嘘か誠か参考にしてみてください。
カタカムナとは?
カタカムナとは、縄文時代よりもっと前に栄えていた超古代文明のこと。
1949年に、物理学者・電気技術者である楢崎皐月(ならさきこうげつ)が、兵庫県にある金鳥山にて平十字(ひらとうじ)という1人の猟師と出会います。
平十字の父は、カタカムナ神社(保久良(ほくら)神社)で宮司をしており、そのご神体として祀られていた巻物を特別に書写させてもらうことがきっかけで、カタカムナ文献が発見されました。
カタカムナ文字は、円と直線の立体を表した幾何学形の文字で、中心から外側に向かう渦巻き状に描かれています。
楢崎氏が研究していたカタカムナ文献は、日本の神々や自然の摂理などの歌詞のほか、製鉄法・稲作農業法・石器や木器製作法・服飾や医学などの幅広い文献が記載されているようです。
カタカムナの効果とは?唱えるとどうなる?
カタカムナには、文字を見たり、文字を指でなぞったりするだけで効果があるとされています。
また、「カタカムナウタヒ」と呼ばれる80首からなるウタヒを唱えると、血流が良くなり集中力が冴え、あなたの潜在能力を発揮させやすくなるという医学者もいるほど。
この他には、
- 運気が上がった
- 金運がアップした
- ポジティブな気持ちになった
などといった効果を期待できるようです。
さらに、カタカムナを利用してアレルギーを治療している丸山修寛という医師も有名です。
丸山氏はカタカムナの唱え方や薬絵と呼ばれる書籍を出版されています。
動画では、カタカムナの歌をオリジナルにアレンジして配信している方々もいるので、自分の耳に入りやすい音楽でカタカムナを聞いてみるのもいいでしょう。
カタカムナは嘘でトンデモ?真実をチェック
カタカムナ文献は、楢崎氏により発見、発表をされていますが、いまだに多くの謎が残されています。
実は、カタカムナ神社で発見されたご神体の書物は、現在行方不明となっています。
肝心な文献の所在がわかっていないのであれば、当然、「嘘なんじゃない?」と思われてもおかしくありません。
また、カタカムナ神社とされている保久良神社以外、カタカムナ文献は発見されていないのが実態です。
そのため、正式な学術学会でも認められるどころか「カタカムナは、楢崎氏によって作られたものでは?」などといった言葉も飛び出してしまうのでしょう。
とはいえ、全国にカタカムナを研究し、広げようとしている人たちがいることがいること、保久良神社がカタカムナ聖地として今でも多くの人たちに親しまれていることは事実です。
信じるか信じないかは人それぞれですが、カタカムナのような文献が真実だとすれば大変興味深いですよね。
カタカムナは宗教と関係がある?怖い?
さて、ここで気になるのがカタカムナは宗教との繋がりや深い関係があるのかどうかについてです。
神社で発見されたということや今でも全国各地にカタカムナを信じている人たちが多いことで、「宗教なんじゃない?」と思われてしまうのかもしれません。
しかし、結論から言うと「宗教とは関係ないもの」と言えるでしょう。
なぜかと言うと、書物の所在が不明と言うことがあってもカタカムナの文献から研究がなされていたため、宗教的な解釈として取り扱われていなかったことが関係しています。
のちに、「カタカムナを唱えると効果を感じた」とか、「カタカムナには不思議なパワーがある」といったことが広がったことにより、宗教と誤解されるようになったのかもしれません。
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