本記事では、カタカムナウタヒ第18首の意味について解説して行きます。
カタカムナウタヒ第18首を端的に訳すと、すべての大元より発生した力が、天と海を創り水を巡らせ大気を生み出し生命が発生したとなります。
母なる海から生命が誕生したことは、今日では常識として認識されています。
しかし、カタカムナウタヒが存在したのは12,000年も前です。
カタカムナを伝えた人々の、文明レベルの高さが窺えます。
それでは、第18首についてもう少し踏み込んで行きましょう。
カタカムナとは?について初心者に向け解説した記事も執筆しているので、ぜひご一読ください。
カタカムナウタヒ第18首の意味
カタカムナウタヒの第18~30首は、生命体の現象の始まりはすべてイカツ(電子粒子)からがテーマとなっています。
その中で第18首は、生命の場におけるカムのチカラについて触れられたウタヒです。
冒頭で述べた水を巡らせ大気を生み出し生命が発生したという過程は、1953年にシカゴ大学で行われたユーリー-ミラーの実験結果と一致しています。
ユーリー-ミラーの実験は化学進化仮説の最初の実証実験といわれており、原始地球の海が雲を生み出し、雲から降った雨が再び海に流れ込む様子を再現しました。
その実験では、アミノ酸の無生物的合成が確認されています。
カタカムナウタヒ第18首の読み方
天野成美氏による第18首の訳は、下記のとおりです。
潜象のチカラ(カム)が始元(ア)を示(シ)されて発生(キ)する根(ネ)である
完訳 カタカムナ – 天野成美著
アマ始元量(アマ)が粒子(タマ)に変遷(ノ)し
六方(ム)に広がってチカラの根源が対向(カヒ)し
アマ始元量(アマ)から始元の芽(アメ)が出て
六方環境(オ)の正反親和(ホ)重合(ト)し変遷(ノ)の持続(ヂ)で
六方環境(オ)の正反親和(ホ)の重合(ト)をして変遷(ノ)の方向(ベ)が定まり
アマ始元量(アマ)が自由(ク)自在に定着(ニ)された対向発生(ムカヒ)をしながら
重合(ト)統合を繰り返(コ)す性質(タチ)をもっている
物質は原子と呼ばれるものからできています。
当然それは、私たち人間の身体も同じです。
原子は原子核とその周囲を回転する電子からなり、その回転から発生する電気や磁気が生命活動を可能にしています。
カタカムナ医学を研究している丸山修寛氏によれば、この電子の回転の異常が病気を引き起こしているとのこと。
そして、カタカムナウタヒを詠いなぞることで、その電子の異常が是正されるとも述べています。
カタカムナウタヒは科学書でありながら医学書としての一面もあるというのが、同氏の見解です。
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