本記事では、カタカムナウタヒ第21首の意味について解説して行きます。
カタカムナウタヒ第21首を端的に訳すと、イマ(今)とは潜象と現象が合体し、生命に変化する瞬間であるとなります。
昨今、マインドフルネスが流行し、社会的に有名な会社が社員研修に導入したという話も聞きます。
マインドフルネスは「今」だけに集中する瞑想です。
カタカムナ人も今この瞬間を大切に生きていました。
それでは、第21首についてもう少し踏み込んで行きましょう。
カタカムナとは?について初心者に向け解説した記事も執筆しているので、ぜひご一読ください。
カタカムナウタヒ第21首の意味
カタカムナウタヒの第18~30首は、生命体の現象の始まりはすべてイカツ(電子粒子)からがテーマとなっています。
その中で第21首は、「イマ、イマ、イマ」に定着される生命の動きについて触れられたウタヒです。
イマとは、イのマ。
イは位で最小単位、マは間で時空間。
最小単位の時空間イマとは、今、その瞬間です。
私たちの感覚では、「今」は大きな時間の流れの中の一部です。
しかし、カタカムナ人の考え方は違いました。
彼らには今しかなく、今の連続のことを時間と呼びました。
過去から未来へ流れる一本道ではなく、過去と未来が同時に存在する考え方です。
病気や怪我を負って死を迎えることは、死を迎える時が来たために病気や怪我を負うことでもありました。
カタカムナウタヒ第21首の読み方
天野成美氏による第21首の訳は、下記のとおりです。
生命粒子(イ)は現象粒子(マ)になり重合(ト)統合して正反(ハ)対向し一点(ヒト)に和(ワ)して存在する
完訳 カタカムナ – 天野成美著
生命の実体(ミ)は繰り返し(コ)定着(ニ)的に親和(ホ)し極限(ヤ)にて飽和親和(ホ)する
始元(ア)の現象粒子(マ)は個々(ツ)が自由(ク)自在に定着(ニ)し
繰り返し(コ)重合(ト)し生命の実体(ミ)が持続(チ)する
そのチカラはカタカムナ(カタカムナ)である
何回(ナ)も変遷・変化した実体(ミ)はマ(マ)から分離(リ)して発生(メ)し自由(グ)自在に存在(ル)する
六方環境(オ)から親和(ホ)重合(ト)を繰り返し(コ)粒子(ロ)となる
生命の微粒子(イ)が藻(モ)のように連なって現象粒子(マ)となり自由(ク)にチカラ(カ)が現れる(ラ)実体(ミ)は潜象(ヌ)である
2つ(フ)の統合(ト)によって極限(ヤ)でも現象粒子(マ)が重合(ト)する
後先のことを考えないで、今を精一杯生きる。
目の前のやっていることに集中することで、カム(万物の大元・宇宙)のチカラが降り注ぐ。
逆に、ああしてはいけないこうしてはいけないという自分を押さえ込む行為は、よくない渦を作る。
迷わないで行動する、直感を大切にすることが大事なのだと天野成美氏は述べています。
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