本記事では、カタカムナウタヒ第22首の意味について解説して行きます。
カタカムナウタヒ第22首を端的に訳すと、潜象は電気・磁気・力、それぞれの素量がまとまりとなって現象化するとなります。
現象化している、この世界に存在するすべてのものは、電気・磁気・力それぞれの素量の配分が異なるだけです。
人工ダイヤモンドをご存じでしょうか?
工具であるダイヤモンドカッターに使用されているのは、現在ではほとんどが黒鉛から作られた人工ダイヤモンドです。
黒鉛は鉛筆の芯でもあります。
炭素原子の並び方を変えただけで、鉛筆の芯が人工ダイヤモンドになるのです。
この世界の造りの根っこは、案外シンプルなのかもしれません。
それでは、第22首についてもう少し踏み込んで行きましょう。
カタカムナとは?について初心者に向け解説した記事も執筆しているので、ぜひご一読ください。
カタカムナウタヒ第22首の意味
カタカムナウタヒの第18~30首は、生命体の現象の始まりはすべてイカツ(電子粒子)からがテーマとなっています。
その中で第22首は、潜象から現象への過程について触れられたウタヒです。
この首には、モコロシマ・ツクシシマ・オホトヤシマと3つのシマが出てきます。
これが過程にあたり、
モコロシマ → ツクシシマ → オホトヤシマ
という流れになります。
シマは縞で波動のことです。
日本神話で伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)はオ(六方環境)ノ(変遷)コロ(粒子)ジマ(縞)で国生みをしました。
イザはものの始まりを意味します。
そしてナギは凪で凝集し結球しようとする粒子性、ナミは波で膨張し放散しようとする波動性をいいます。
過程の最後に至るのは、オホトヤシマ。
オホトはオホ(男女の対向発生)ト(統合)、ヤシマはマリ(まとまり)が豊かに安定している国をいいます。
カタカムナウタヒ第22首の読み方
天野成美氏による第22首の訳は、下記のとおりです。
アマ始元量(ア)の芽(メ)が六方環境(オ)に発生(キ)して生命の実体(ミ)が個々(ツ)に繰り返す(ゴ)
完訳 カタカムナ – 天野成美著
(ミツゴ)は藻(モ)のように連なった微細な粒子(コロ)で示(シ)された極微の粒子(マ)で
アマ始元量(アマ)が個々(ツ)に始元(ア)から発生(キ)した個々(ツ)の根(ネ)であり
個々(ツ)に自由(ク)に示(シ)された極微の粒子と波(シマ)である
六方環境(オ)から親和(ホ)重合(ト)し極限(ヤ)まで進行した極微の粒子で波動(シマ)性も持っている
ミツゴは、イカツミ・マクミ・カラミの三素量(粒子)を指します。
イカツミは「電気素量」、マクミは「磁気素量」、カラミは「力の素量」です。
私たちは身体の中で生み出される三素量のみで生きているわけではありません。
空間が生み出す電気と磁気も生命エネルギーとして使って生きています。
森林浴が身体に良いのも、外からエネルギーを取り入れられるからです。
丸山修寛氏はカタカムナウタヒをなぞり詠うと高次元空間が現れ、そこから三次元空間より濃度が高い生命エネルギーを得ることができるといっています。
そしてそれがカタカムナを取り入れたときに、私たちが元気になる理由だと述べています。
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