本記事では、カタカムナウタヒ第28首の意味について解説して行きます。
カタカムナウタヒ第28首を端的に訳すと、イキは潜象の四相を持つものを奥に出現させるとなります。
イキとは、息、生き、現象(イ)の発生(キ)です。
現象の発生であることから、イキは物質の発生である産(ム)す、睦(ム)むに通じます。
ムは6で、六方環境を表す数です。
それでは、第28首についてもう少し踏み込んで行きましょう。
カタカムナとは?について初心者に向け解説した記事も執筆しているので、ぜひご一読ください。
カタカムナウタヒ第28首の意味
カタカムナウタヒの第18~30首は、生命体の現象の始まりはすべてイカツ(電子粒子)からがテーマとなっています。
その中で第28首は、六種類の対粒子について触れられたウタヒです。
6種類の対粒子とは、現代科学の電子・正孔・陽子・反陽子・中性子・中間子を指すのではないかと言われています。
また、6はムで、上下・前後・左右の六方で体積を持つ段階。
体積を持つということは質量、物質の発生を意味します。
6は完全数(自分自身を除く正の約数の和が自分自身と等しい自然数)です。
そのことから6は安定の段階でもあり、蜂の巣、雪の結晶、水晶の結晶など、六角形のものは自然界に多く存在します。
1分が60秒、1日が24時間など、6の倍数も安定の数字にあたります。
カタカムナウタヒ第28首の読み方
天野成美氏による第28首の訳は、下記のとおりです。
極微粒子(イ)が発生(キ)して変遷(ノ)し根源(ヒ)が統合(ト)されて個々(ツ)の粒子となり根(ネ)となる
完訳 カタカムナ – 天野成美著
極微粒子(イ)は自由(ク)自在に自由(ク)な根源(ヒ)の変遷(ノ)した個々(ツ)の持続(チ)のチカラであり
根源(カ)が自由(グ)に変化(ナ)しながら個々(ツ)の持続(チ)のチカラである
極微粒子(イ)の正反(ハ)が差(サ)によって自由(ク)に分裂するのはアマナの根本(ネ)が裂け(サ)ることによって起こる(ク)
極微粒子(イ)の正反(ハ)が個々(ツ)個々(ツ)に目に見えない潜象(ヌ)過渡の四相(ヲ)を持つものになる
第22首で登場したミツゴ(電気・磁気・力)は、発生していても目には見えないものでした。
そのミツゴである3が過程を経て、第28首でようやく6という物質の発生にまで至りました。
1~10の数を表すヒフミヨイムナヤコトは、1~6のヒフミヨイムまでが変遷の様子です。
6までの変遷に対しナ(何度も)、ヤ(循環)がコ(繰り返し)される。
そのことから、コのカタカムナ文字はヒとヤを合わせた形で表されています。
準備体操はよく、イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチという掛け声とともに行われます。
1~8までの数で1セットなのも、そういった理由から来ているのかもしれません。
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